ノムさんの愛

久々の更新が訃報ネタというのもあれですが・・・

野村克也さんが亡くなりました。ここ最近、星野さん、衣笠さん、金田さん、高木守道さん・・と、球界の大物の鬼籍入りが続きますね。

さて、野村ID野球を受け継いだ監督がいまだに出てこないってのは残念ですが、こんなとこで素人が書いたってしょうがないのでおいときます。

ここで書きたいのは野球の話ではなくノムさんのサッチーへの愛。

サッチーといえば、世間的には影響力もあった人だけど、口は悪いわ、攻撃的だわ、公私混同するわ、嘘つきだわ見栄っ張りだわ、まあとにかくどうしようもない女として一般的には知られております。そんなサッチーと中華料理屋で偶然に出会った日、ノムさんは「俺は今日、世界で一番の女と出会った!!」と知人に語ったとか。世界で一番最悪な女の間違いじゃないのか・・・とかハタから見ると思ってしまうが、まあとにかくノムさんはほかの人からは見えないサッチーの良いところをきちんと見つけていたのでしょう(ダブル不倫だけどね)。

その後ふたりは結婚するも、サッチーは南海ホークスをかき乱し、学歴詐称し、ミッチーをはじめとする芸能人と舌戦を繰り広げ、最終的には脱税で逮捕。ノムさんはそのせいで監督業を2度もクビになる。普通なら愛想つかしてもおかしくないですよ。しかしノムさんは言う。「あいつは世界にただ一人しかいない。それにあいつには俺しかいないんだ・・・」

 

これが、本物の愛ですよね。

ただ若くて可愛いってだけで女優やアイドルと結婚しちゃう奴とは格が違う。ノムさんがサッチーに惚れてることはいうまでもないのだが、あんなに迷惑をこうむっているのに、最後の最後まで貫いたノムさんのサッチーに対するこの無償の愛。サッチーの良いところなんて、自分には分からないのだけど、ノムさんにはそれが見えていた。こんな愛を人に注ぐことができたらそれは素晴らしいし、ほんとうに幸せなことだ。

愛とは何か? その答えの一つは、ノムさんがサッチーに注いだものだと思う。