ありがとう阿部慎之助

f:id:naf:20190929114040j:plain

阿部慎之助引退。

19年の長きにわたり巨人の中心選手として活躍した阿部。引退試合で豪快なホームランを放ったのを見たときは思わずテレビの前で声が出ました。ただ、あれを見て「まだやれる」なんて軽々しく言えるのは、何も知らない外野だけ。あれはDeNAの投手のメンツを見りゃわかるけど「打たせてくれた」んですよ(ピッチャー自身は本気でやってただろうが・・)。首、肩、膝、もう満身創痍の彼はむしろ40歳までよくやれたと思う。

阿部が正捕手やってた2001~2014年の14年間のうち、リーグ優勝7回。半分だよ半分。90年代の巨人と比べてもずーっと強かった。キャッチャーが30本打つんだもんそりゃ強いよ。ただ、阿部の打撃は結構ムラがあって、打つときは狂ったように打つんだけど、ダメな時はダメで、安定的な打率を残したりタイトル獲れるタイプじゃなかった。だからこそ2012年の.340・27本・104打点という数字には本当に驚いた。捕手の史上最高打率.340、内野安打がほとんど期待できない鈍足に加えて例の飛ばない統一球でこの打率・・・、いかにボールを強く捕らえた打球が多かったかを証明するものです。この年はずっと4番で日本一にもなったし、長く語られる「阿部慎之助の2012年」ですね。

2000安打、400本塁打ベストナイン9回、捕手最高打率。そしてあのキャプテンシー。こんなキャッチャーもう出てこないだろうな・・・。そんな偉大な選手の最終年に優勝し、引退試合がきれいな形でできてよかった(由伸はできなかったからね・・・)。コーチとしても監督としても、これからの巨人軍をよろしくお願いします。