NHK基礎英語1の思い出

さて待望の10連休ですね!平成もあと2日!!

4月頭のラジオの英語講座も何とか1ヶ月は聴き終えました。3日坊主にはならずに済んで良かった。けど外国語って上達に時間かかるから、モチベーション保つの大変だな。

ここで以前書いた、中学生の時に聴いていた基礎英語1の思い出を書いてみようと思います。私が基礎英語1を聴き始めたのは1995年の4月から。担当講師は小菅敦子、リサ・ステッグマイヤー、マイケル・ネイシュタットというお三方でした。リサはこの頃から同時に急激にTV出演が増えていたように思う。

基礎英語は94年から1・2・3の3講座にリニューアルされていて、小菅先生はその記念すべき初代の講師だったのですね。95年は2年目ですが、基本的には94年の再放送で、4月や8月に部分的に新録が入っている感じでした。前年から一部改善したい部分に手を加えたんだと思われます。

94~95年の基礎英語1の方針というのは(後から考えると)かなり画期的でした。「聞く・話す」をとにかく重視していた。まず4月のテキスト本のメイン部分にはほとんど文字がない。会話は漫画のコマのようなイラストを見て聞き取ってねという方針でした。年後半に入ると徐々に文字がたくさん載るようになってきましたが、やはり基本は絵で、会話文と和訳全文は3月に至るまで載ることはなく、後ろの方の解説ページにそれらが載る形でした(この解説ページは「言い方は変だが、受講者の皆さんにはあまり読んでいただきたくないページ」であると、QAコーナーで記してあった)。文字がないので、受講生は否が応でも聞き取ることに集中できるようになっていました。発音練習として「リズムで英語」というラップ方式で単語を歌うコーナーもありました。これいまだに結構口ずさんじゃうんですよね。あと「今月の歌」も「新ABCの歌」とか「1年の歌」とか、24年経ってもいまだに歌えるものが多数・・・。

文法の教え方も独特でした。「原型」「現在形」「過去形」といった堅苦しい文法用語は使わない。否定文や疑問文については、まず

He plays tennis.

という肯定文があり、この動詞のplaysというのは実は

He does+play tennis.

に分解することができる。ここにnotを挟んで

He does not play tennis.

と否定文にしたり、語順を入れ替えて

Does he play tennis ?

と疑問文にしたりするのだという理屈。doやdoesを、否定や疑問のときに突如現れる助動詞として教えないので、初めて英語に触れる自分もすっと理解することができました。

また、分かりづらい発音記号や短縮形の使用をいっさいせず、読みにくい筆記体も教えない。初学者には分かりやすく、大学受験英語でほとんど苦労しなかったのも、このラジオ講座から英語に入ったからだと信じています。

しかし。この2年のやりかたがあまりにも革新的すぎてクレームが入った(結構方針に批判的なおたよりもテキスト内で紹介されていた)のか、あるいは学校の授業との乖離が大きすぎたのか・・・96年の再リニューアルで方針はまたガラッと変更され、93年以前の基礎英語に近い、ダイアログを読んでいくスタイルに戻ってしまったのです。96年は基礎2をきいたんですけど、リニューアルの切れ目で基礎2に持ち上がったため、あまりに1と違うスタイルに戸惑い、結局ついていけなくてやめてしまいました。そんな被害者も結構いたんではないかと思われる。

今の基礎英語も話す・聴くが重視されているようなんですが、やっぱり4月の最初のレッスンからダイアログと和訳全文がバッチリ載ってるんですよね・・・。94~95年のスタイルを続けていれば、日本の英語教育は大きく変わっていたかもしれないのにつくづく残念だ。という、第1世代の私としての意見でした。