自己啓発集団の実態(2)

前回の続きです。

2度目も同じタワマンでの飲み会で、1回目と同じ女性から誘ってもらったわけですが、今度は飲み会の前にその主催者の実業家の部屋に遊びに行かないかと言われる。・・何しに? 別に行きたいとは言ってないが、特に断る理由もないので、行くことにする。

前書いたとおり同じタワマンの一室なんですね。少し早く着いたので、その女性に案内されるままに、マンション内の共用施設を見て時間を潰す。受付には人が常駐していて、ロビーなんか水が流れてるしホテル以上に広い。ジムや図書室もある。普段見ている世界とは別世界だ。彼女は自分が住んでるわけでもないのにやたらそのタワマンの「良さ」をアピールしてくる。

そして上層階に上がって実業家さんの部屋へ。夜景はきれいだけど正直言って部屋の中はそれほど広くない。・・・で、当然のように本棚には「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズが並んでいるのを見て、「あ、俺やばいとこに来たかも」とか思う。面接のように座って、軽く世間話したら、その女性が、どういう経緯で起業しようと考えたのか、と彼に質問する。彼は何やかんや意識の高い理由を話す。そして自分に今後のビジョンはあるか?と質問してくる。会社員やってる自分は当然はっきり答えられない。そしてあーだこーだと持論を語ったり、自己啓発本を薦めたりしてくる。実業家なのに、何をやってるのかはっきりしない。飲食だのコンサルだのイベントだのいろいろ手を出してるらしいが・・・。15分ほど話して退室。何の時間だったんだこれ?

その後は前と同じようにラウンジで飲み会。それ自体は前と同じく何もなく普通。初めて話す人もいるしそれなりに盛り上がって楽しい。例の女子もよく話しかけてくれるんだけど、さっきの自己啓発本のこととかセミナーに行ったとか、これからのビジョンがどうとかの話ばかり。さっきの実業家さんの起業の先生ともいろいろ付き合いがあって、スポーツやら飲みやらなんか定期的にいろいろやってるんだと。

で、結局目的も分からずじまいでまた終了。

 

その会の写真を撮ってSNSにアップするのをやんわり禁じていたり、お互いニックネームで呼び合っていたり、その実業家をカリスマ的にみんなが祭り上げていたりと、怪しい要素はたくさんあるんだけど、特に何かに勧誘されたわけでもないし、飲み会の会費も安いので資金集めとも思えない。

まだ確証はないが、本人たちには何ら悪気のない、ただの「自己啓発が好きな集団」なんだと思う。別に他人に迷惑かけちゃいないんだが、そういうのに興味のない人間からしたら誘われるだけで迷惑な話だ。何らかのビジネス勧誘の入り口の場になっている可能性もちょっとあると思う。「金持ち父さん」はネットワークビジネスやる連中のバイブルだしな。薦めてきた自己啓発本も、ここでは書名は伏せますが、調べると「セミナー詐欺の定番、薦めてくる奴は気をつけろ」とか出てくる。高級マンションを見せびらかしてくるのも、こっちの世界に来たくない?と緩やかに誘っているような雰囲気もあるのだ(だとしたらこの女性はこの集団の幹部みたいなもんか)。

さて今後どうするか。関係者との連絡はLINEだけなので、ブロックして終わらせるのは簡単だけど・・・もう少し内部の実態を調べてみるのも面白いかもという気もある。ということで続報はまた書きます。