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3月のライオン 前編

今年度ももうすぐ終わりですね。今日は日曜の代休だったのでシネマサンシャイン(池袋のボロいほうのシネコン)でこれを見てきました。

www.3lion-movie.com

3月のうちに見に行けてよかった。タイトル的に。

以下、若干のネタバレあり。

 やはり原作からカットされたエピソードは多々あるし、時系列も結構アレンジされていたけど、2時間でよくここまでまとめたな、という感じ。

予想以上に将棋に重点が置かれていたのだけど、実写化するというだけで一歩間違えればひたすら単調になりそうな対局シーンも、張り詰めた空気や棋士の心の機微が伝わってくるほど丁寧に撮られていて、飽きが来なかった。対局シーンはかなり尺とられてたんだけどね。
新人戦決勝、二階堂が「かっこつけんな桐山!」と鼓舞して、桐山が本来の心を取り戻すシーン、ここは原作でも屈指の名シーンだと思ってるのですが、それが前編のクライマックスとしてチョイスされていたのが素晴らしい。というかここは原作以上にじっくり描かれてました。
とりあえず前編は3姉妹の出番がかなり少なく、そのかわり香子の存在感が強烈。香子に関しては原作以上に掘り下げられている感じ。最初、有村架純は可愛すぎてイメージ違うだろうと思ったけど、いざ見てみると全く違和感ない。いわゆる悪役ポジションなんだけど、それでいてかなり魅力的に演出されていた。幸せになってくれと思わせちゃうもんな。
キャスティングは絶妙で、特に桐山と二階堂と島田さんに関しては原作そのまんまと言ってもいいくらい。ただ唯一、宗谷だけは・・・。加瀬亮はいい役者だけど、「褪せず、倦まず、汚れず」みたいなピュアなオーラはないんだよなあ。ただのおっさんに見えてしまった。まあ、あの原作のキャラを再現できる役者はいないだろうな。

後編も楽しみです。