サミット閉幕とオバマ広島訪問

伊勢志摩サミットが無事終わりました。経済危機に関してはどうも日本の気合が空回りしたような感覚でしたが、、、それはさておき、オバマ大統領が現職大統領として初めて広島を訪問し、被爆者と対話。歴史的な瞬間でした。

しかし・・・中継を見ていて思ったのは(仕事さぼったわけではなく今日はたまたま有休をとっていたので!)、オバマの訪問は、全て関係者があらゆる準備をして臨んだ「仕事」の一環なのだということでした。原爆資料館を見て、爆心地の碑を訪れ、オバマが何を感じて世界に何を発信するか、ということが注目されていたけど、談話は非常によくできた立派な文章ではあったものの、当然ながら政府高官が事前に用意した原稿を読んだものであり、限られた時間の中で、決められたルートを歩き、スケジュールをこなしたという印象が強かった。資料館の滞在も10分程度で軽く流しただけ、それを受けて彼自身の言葉で率直に語るなんてのとは随分かけ離れたものでした。ケリー国務長官の「人間としてのすべての感受性を揺さぶられる衝撃的な展示だった」という感想に比べるとあまりにも形式張ったもので正直なところ期待はずれでした。

それでも、オバマが広島に来たという事実は非常に大きい。演説も、原稿読みとはいえ、アメリカの核廃絶への強い思いを感じられるものでした。オバマと対峙して涙を流す被爆者との抱擁は、その被爆者の気持ちを想像すると、何というか71年越しに硬い何かがほどけたような、胸に来るものがありました。被爆から生き延びて、この日まで生きてこれて本当に良かったね・・・。何はともあれ、広島まで来てくれたことは本当に有り難いことです。

これを機に世界が核軍縮と廃絶へ前進していけると良いのですが。というかオバマ、来年以降も大統領やってくれ。無理だけど・・・。