スマホゲームの侵食

電車の中で周りを見渡すと、まあスマホゲームやってる人の多いことよ。子供から大人まで。そんなに楽しいかねえ。

任天堂がかつて目指していた「ゲーム人口の拡大」は、皮肉にもこういう形で実現してしまったわけだ。5年位前まではDSで遊んでいた大人のライトユーザは完全にスマホゲームに移行した。専用機を買う必要もなく、無料で手軽に落とせて、準備もいらず数秒ですぐに始められて、簡単でシンプルで、いつでもどこでも片手でもできて、しかも友だちとのコミュニケーションにもなる。開発費も安く、中小メーカーどころかその気になれば個人でも参入できる。まさに任天堂が理想としていた形ではないか。

任天堂SCEセガコナミスクエニバンナムが中心にいたはずの業界には、LINE、ミクシィガンホー、グリー、DeNA、キング、ネクソンサイバーエージェント、コロプラという、5年前には聞いたこともなかったような企業たちが主役にのし上がった。ガンホースクエニに売上も利益も勝っていると聞いたら驚く人も多いだろう(売上はちょっとの差だが、営業利益は5~6倍)。モンハンが売れまくってるはずのカプコンガンホーの3分の1の売上。業界地図は完全に塗り替わったのだ。

携帯用が強かった任天堂より、家庭用に強みのあるSCEのほうが有利になるのも当たり前。任天堂がDS・3DSでウハウハだったあの頃はもう戻ってこないだろうな。