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NGNはどこへ行った(2)

IT

2006年頃を思い出すと、NGNはインターネットに変わる新しいデータ通信! というような話をしょっちゅう聞いたものです。たとえば以下の日立システムズネットワークのWebページ。

画像 NGNがインターネットに勝てること

第42回 NGNの話(5) : IPよもやま話 : 株式会社 日立システムズネットワークス

上図は「NGNがインターネットに勝てること」と称した図。NGNはインターネットとは別物であり、NTTがクローズドな形で作った高級なIP網に、各事業者が諸々のサービスを載せるという形になる、という話だ。ちょっと極端だけど、iモードみたいなもんですね。

しかしそのNGN網を使って提供されたのはフレッツ光ネクストというインターネット接続サービス、および法人向けの広域イーサネット。あれ? インターネットとNGNは違うんじゃなかったのか?

そして電話網の移行も全然進まないままの最近のNTT東日本のページには以下の記載があります。

意外と知らない!電話・通信の仕組み|Voice from NTT東日本|官公庁・法人のお客さま|NTT東日本

なお、このNGNは、同じTCP/IPをベースにしているためか、インターネットを置き換える新しいネットワークであるかのように伝えられたことがありますが、実際には、品質保証や信頼性などでインターネットをいわば「補完」するネットワークです。

 ・・・この文章を書いたのはフリーライターですが、NTT東のページに掲載されている「通信の基礎知識」として使われているので、これが今現在のNTTの公式見解と考えてよいでしょう。伝えられたことがありますが、ってあんたらNTTが散々アピールしてたんちゃうんかい。

結局、2010年にNTTは通信革命を起こすことはできず、インフラ面よりもスマホというハード・ソフト面での革命のほうが世の中の注目を集めてしまった。それもアップルとグーグルが起こした革命で、日本企業は蚊帳の外。通信屋が端末屋を操っている日本の業界構造ではiPhoneのような革新的な端末も生まれてこない。日本の通信屋が辿ってきた道は本当に正しかったんだろうか?