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郵政上場の展望

時事

今日は郵政3社が株式上場。初日はそこそこ好調で、終値も売り出し価格を上回った様子です。当面はそれなりの注目銘柄になると思いますが、すぐに沈静化するでしょう。

民営化から8年。普通の民間企業なら、次の10年でこの事業に力を入れて成長していく!という方針を打ち出し、投資すべきところに投資して、事業を大きくしていくのが当たり前。しかし2度の政権交代で国の方針が二転三転し、日本郵政自身が一端の民間企業としての成長戦略をまるっきり描けないまま8年経ってしまったというのが現実。結局、国の余計な介入のせいで、日本の郵便サービスをこれまでのレベルで「維持」するということに終始してしまい、企業の独自戦略なんてもんを考える余裕がなかったんでしょう。日本郵政のせいというよりも、国の責任ですね。

その点でいくと、NTTは凄い。政権交代などの混乱要素がなく、上場がバブルの好景気と重なったとはいえ、NTTはレベルが違った。これまでに構築したインフラを活かしつつ、移動体通信という新たな事業を生み出して一気に普及させた。KDDIソフトバンクという競合他社の頑張りもあって、結果的に業界全体がかなりの加速度をもって成長していったのはご承知の通り。まあ、NTTの戦略も全て正しかったわけでもなく、今の日本の携帯電話市場も曲がり角を迎えているけれどそれは置いといて。一方で日本郵政はこの8年で何を生み出したのか?と考えると本当に何もない。いまさら年賀状の宣伝するより他にやることないのかと言いたい。

とにかく、せっかく全国に広がる巨大インフラを持ってるんだから、郵便・金融・保険に続く新たな柱を生み出して、結果的にこの株式上場は成功だった!と言われるよう期待しております。