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そして、10年

もうけっしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云ったとこで
またさびしくなるのはきまっている
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
ひとはとうめいな軌道をすすむ

――宮沢賢治小岩井農場」(『春と修羅〔第一集〕』より)

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 NAFLOGを書き始めてから、まる10年が経ちました。

思えばブログブームまっただ中で書き始めて、周りの人たちも我も我もとブログを書き始めていたのだけど、それもブログブームが去るとともにいつしか1つ2つと消えていき、mixiが流行り、Twitterが流行り、Facebookが流行り、今はLINEか?(ちょっと毛色違うが)いずれもやってるんですけど、やっぱりこの「つながり」を重視しないブログという媒体が自分には一番合っているようで、延々と長続きして10年経ってしまったわけです。

20歳のときに書き始めて、今はもう30歳。人生の3分の1をブログに記録してきたということか。この10年はハッキリ言ってめちゃくちゃ楽しかった。と同時に悲しいことや辛いことも山ほどあったのだ。この世は自分の知らない世界だらけだったことを痛感しました。気弱で鬱屈気味だった10代の10年とは比較にならない10年。実家を出たことと、東京へ出てきたことが大きな要素なんだろうな。あと大事なやり残してることといえば、結婚だね、うん・・・。

このブログ名の下の「とうめいな軌道をすすむ」の出典は実は宮沢賢治でした。寂しさ、悲しみこそが人生の力になる。「銀河鉄道の夜」のジョバンニも「ほんとうのさいわい」を求める旅に出ました。自分のやりたいことをやるのが幸せなのか? 誰かを幸せにすることが幸せなのか? ジョバンニと同じく、「ほんとうのさいわい」を求めて彷徨うNAFLOGはまだまだ続きます。大したことは何も書いてませんが、これからも暇な時にのぞいていただければ。

今後とも、よろしく。