007制覇への道 vol.15・16・17

まとめて感想書いておこう。 

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シリーズ第15弾は、わずか2作で終わってしまったティモシー・ダルトン編の1作目。なんとなくこの人のルックスがボンドっぽくなくてしっくり来ないんだよな。前髪後退気味だし。

でもこの作品自体はなかなかの傑作。「ソ連亡命謀略戦」とでも言おうか、誰が敵で誰が味方だかわからない展開。パイプラインを使った大亡命から謎の奪還やら、暗殺と見せかけた狂言といった謀略戦が繰り広げられる。

ボンドガールのチェリストお嬢様・カーラは、ものすごく可愛い。可愛いんだけど、正直ドジだし情に流されるし使えない。ま、ボンドも彼女をエサとして騙し打ちで連れ出してるようなもんだし、贅沢は言えないか・・・。

アクションシーンとしては、チェロを使った雪山での攻防、最後の空軍基地から飛び立った戦闘機でのアヘン空中戦が見もの。戦いに協力してくれたアフガンの地元商人たちもいい味出してるね。

あとa-haのテーマソングが良い。わけあって、学生時代の思い出の曲なのです。

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シリーズ第16弾は1989年の作品。冷戦時代最後の007。

幸せな同僚の結婚式からの暗転。復讐心から一人勝手な行動を取り、MI6をクビになるボンド。MI6というカセを外され、たった一人で輸送中のコカインをグライダーごと奪い取ったり、金を武器に敵のボスにうまく近づいて真相を探ったりと、やりたい放題でなかなか痛快。

だがその一方でアクションシーンがちょっと物足りない。あと、CIAパイロットという一流の経歴を持つボンドガールが強すぎる。たまにはこういうヒロインがいてもいいとは思うがね。

興行的にも歴代最低だったらしく、次作には6年のブランクが空いた。

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シリーズ第17弾から4作はピアーズ・ブロスナン演じるボンドが活躍。ピアーズボンドはこれまでよりも若々しくて格好いい。

で、6年ぶりの007となった本作ですが、はっきり言って大傑作ですわ。めちゃくちゃ面白い。ソ連の衛星兵器「ゴールデンアイ」を巡る電脳戦。街中での戦車チェイス、アンテナ基地での縦横無尽の戦いなどアクションシーンも素晴らしい。

そしてボンドガールのナターリアがとてつもなく魅力的。これまでにいなかったコンピュータエンジニア女子です。登場して少し経っただけで、あ、この人、生き残って欲しい・・・と思わせてしまうが、まさかこの人がボンド・ガールになる展開とはな。ただの理系女子なのに、なんで中盤からあんなに度胸があってしかも色っぽくなってしまうのか。80~90年代のボンドガールの中では一番です。敵側の女性・オナトップがドSキチガイなので引き立つのかもしれん。

オタク男の最期は笑えました。美しい・・・w

Mが女性になったというのも時代を感じる。実際のMI5のトップが女性だったというところからの着想だそうです。これはこれで悪くない。

インターネットという単語が初めて登場し、だんだん時代が007に追いついてきたように感じる。って別に007は未来世界の話じゃないけどな。