危険な国という自覚

政府が今回の震災の名称を「東日本大震災」と正式に定めました。ほとんどのメディアが既にそう呼んでた中、何故か頑なに「東北関東大震災」と呼び続けていたNHKもついに折れました。やっぱ呼称は統一されたほうが良い。
さて今回の震災を受けて海外からの支援の輪が広がり、それが好意的に報道されてますが、一方で原発に対する認識はシビアで、海外企業は駐在員を帰国させたり、福島や関東から退避させたりしてます。NHKのニュースウォッチ9でキャスターが「海外の方々の放射能に対する反応は神経質すぎる、冷静に対応していただきたい」とか何とかぬるいこと言ってたが、馬鹿じゃないかと。これじゃ、IAEAが避難勧告してるのにそれを拒んでいつまでたっても避難区域広げない面倒臭がりな政府と何ら変わらんわ。リスク管理の面で海外の反応のほうがどう見ても正常。
じゃあ例えばフランスの原発でスリーマイルを上回るレベルの事故が起きてしかもいまだに収束の目処が立たないとしよう、おまけにでかい余震が続き、停電やら流通混乱ですこぶる暮らしにくい事態になったとしよう、それでも日本から出張させてる社員はフランスに置いておくのか? やむなく帰国はさせられない理由があったとしても、原発から遠くへの移動すらさせないのか? 社員のことを第一に考えるなら絶対に帰国か避難をお願いするでしょう。
地域レベルだけでなく国レベルでの風評被害は既に起きてます。日本の部品を輸入するな、日本の野菜を買うな、日本に船をやるな、日本から人を返せ。だがそれは今の状況じゃ致し方ない部分もある・・・どころか当然の反応とも言える。日本は今明らかに世界有数の「危険な国」になってしまっているのだから。政府は火消してる暇があったら、原発の今の事態を1秒でも早く収束させて、風評被害やらなんやらのリカバリはその後にやれ。ま、それが1年後とかだったりしたら・・・なんてこと今は考えたくもないですけどね。