朝青龍、引退

ついにこの時がきたのか・・・。
これはもうタダでは済むまい、解雇だろうな、と昨日書いたんですが、確かに協会は引退勧告を突きつけようとしていて、その前に本人が引退の意思表明をした。まさかまさかの展開である。ヒールであり、ヒーローであった横綱。歓声も罵声も人一倍多く受けた横綱。誰よりも好かれ、誰よりも憎まれた横綱。土俵で暴れまわり、土俵の外でも暴れまわり、あちこちで数々の問題を起こし、結局それが原因で引退。まだまだ強かっただけに本当に残念だけど、彼らしい破天荒な幕引きであったとも言える・・・。
今までの書き口から大体分かるとは思うんですが、自分は朝青龍が大好きでした。小さな頃から大の相撲好きだった自分が見始めた頃の横綱といえば、もう引退間近の弱った千代の富士、頼りない横綱トリオの北勝海・大乃国・旭富士。それから横綱不在の戦国時代に突入し、彗星のごとく現れた若貴兄弟も、横綱になってから「最強」状態だった期間はそんなに長くなかった。満身創痍で引退した貴乃花と入れ替わりに現れた圧倒的に強いニューヒーローが朝青龍。それほど大きくない体でのスカッとする取り口は若貴や曙・武蔵丸にはないもので、本当に新鮮だった。全盛期の2003〜2006年頃、横綱ってのはこういうもんだ!という勢いで、向かうところ敵なしの強さを見せてくれた。大鵬北の湖千代の富士は「憎らしいほど強い横綱」と言われていたそうですが、そんなものを初めて見た気がした。この男がいなかったら日本の相撲界は一体どうなっていたのか。数々の不祥事を起こしたといえども、角界への貢献の方が圧倒的に大きいのです。
本当にお疲れ様でした。本人以上に、白鵬の涙にはホロリときました。これからはまぎれもなく白鵬時代が始まるわけですね。そろそろニューヒーロー出て来い!できれば日本人な!