初夏のお別れ

通夜に行ってきました。

遺影やお顔を見るとやはり亡くなられたことを実感するもんですね。

職場の人の通夜とか葬儀は実は初めてでした。御遺族への挨拶、焼香、喪服に香典に数珠・・・何かと勉強することが多い。縦書きに筆ペンで記帳するのかと思いきや、ホテルの宿泊カードのようなものにボールペンで記帳。御遺族の受付の方に香典を渡すのかと思いきや、葬儀場の受付スタッフに渡し、その場で積まれた香典返しを受け取る。案内についても最初から最後までほとんどスタッフがしてくれて、遺族の方と接する時間はほとんどなかった。今どきはこういうのが当たり前なんだろうが、なるべく遺族の負担を減らすよう、様々なことをスタッフが代行しているんだな。ビジネス・アウトソーシングというのはこういうことか。

まあ確かに、何十人も来てる弔問客全員に喪主や遺族が対応していたらそれこそ参るわな。あちらからしたら、代表者だけで十分。通夜のシステムもそこらへんの負担を減らす前提で、仕組みがもうできあがっているということなのか。

曇りの初夏

会社の同僚が亡くなりました。

だいぶ年輩の方なので、4年前に同期が死んだときほどの衝撃ではないけど、昨年まで3年ほど一緒に仕事もしていたので、驚き、そして悲しい。先週は入院先の病院から電話で話していたそうなので、人の命ってのはあっけないもんです。

会社の同期や先輩、研究室の先輩など、関わりのあった人たちがここ10年で何人か亡くなっている。これから年をとるとますますそういうことが増えていくんだろう。

通夜のために喪服やら香典やら準備してるんですが、女性には申し訳ないけどこういうとき男でよかったと思う・・・。礼服は結婚式にも葬式にも使えるし、用意がなくともビジネススーツでなんとかなる。仕事後に黒ネクタイを締めればそのまま行ける。女性は大変よ。喪服、靴、かばんに小物。冠婚葬祭それぞれのために揃えなきゃならんし。おまけに髪やら化粧やら、考えるだけでも面倒くさいのに、それに加えて子供育てながら働いてるお母さんなんてもう尊敬しますわ・・・。で、何だったっけか・・・。

じゃないけど

乱れた日本語撲滅第2弾ということで。今回のは、若者だけでなく年配の方も結構使ってますが、身近でしばしば聞こえてきて非常に気になるので。

「今度そのようなことが再度起きた場合は、契約破棄じゃないが、そうなる可能性も視野に入れたいと思う」

ビジネスの場でも比較的よく聞く言い回しだと思いますが、変ですよねこれ。契約破棄じゃないがと言っておきながら、場合によっては契約破棄も考えるということです。つまり、一度「じゃない」と否定しておきながら、実際には否定ではないどころか、それをそのまま肯定する結論になっているのです。「今度そのようなことが再度起きた場合は、契約破棄の可能性もある」とはっきりいえばいいじゃないか?

「そうですね、もしうまく転職ができたら、社会に貢献するじゃないですけど、そういった仕事ができればより良いと考えています」

いやいや貢献したいのか? したくないのか? したいならしたいと言ったら良いじゃないか? なんでわざわざ否定した?

「子供たちが見て憧れるような、夢のある舞台が作れたらいいよね、ファンタジーじゃないけど

じゃないのかよ! じゃないなら何で最後に一言添えた? わかりにくくなるだけで要らないでしょその情報。いや違うな、これはどうやらファンタジーらしきものをイメージしてるらしいぞ。

「またいずれ皆が東京で揃った際には、親睦会じゃないですけど、集まって飲みながらわいわい話ができたらと思います。」

いやだからそれは親睦会じゃないのか? 親睦会でしょ? ではなぜ親睦会やりましょうとスパッと言わない? 外国人が聞いたら混乱するでしょう。だって先にnotと言っておきながら結局やろうとしてるんだから。

 

つまりこれも前回の「大丈夫」と同じく、過度の婉曲表現なんですね。まずストレートなことばを最初に言っておいて、それを一度は否定しておく。否定しておくんだけど、それに近いものやあるいはそれそのものがやはり正しいんだと言い直すことで、なんとなくのニュアンスを伝えようとしているわけです。

気持ちはわからんでもないがやっぱり回りくどいよ。じゃないけど何だ?と言いたくなる。伝えたいことは分かりやすくストレートに伝えようじゃないか。だって、「君のことは好きじゃないけど、まあそんな感じなんだ」なんて告白する人がいたら何やねんこいつって思うでしょう? 「じゃないけど」をみんなで撲滅しよう。

大丈夫です

だいじょうぶ
【大丈夫】
1.《名ノナ》安心していられる(任せられる)ほどに危なげない(確かな)こと。

もともと中国で成人男子のことを「丈夫」と呼び、その中でも特に立派な男子のことを「大丈夫」と呼んだそうです。つまり、非常にしっかりしていること、非常に健康であることを表し、そこから問題ない、危なげないといった意味に派生していったとのこと。英語なら、"All right."とか"It's OK !"とか訳されます。

「さっき、そこで転んじゃった」

「え?怪我はない?」

大丈夫

これは正しいですね。問題ない、健康そのものであるという返答です。不安な状態であることを心配された際に、OK!心配ご無用!と返答するときに使うのが本来の用途です。非常に頼もしい日本語ですよね。

しかし、だ。最近の、特に若いやつにありがちな以下の用法。

「お箸はおつけしますか?」

大丈夫です

・・・?

要るの?要らないの??

これは「不要です」という意味らしい。つまりNoですね。なんでYesとかOKの意味に近い「大丈夫」って答えてるんだろうか? 無くて大丈夫ですってことなら、要りませんって言えばいいのに何でわざわざややこしくするんだろうか?

「今夜、課長と飲みに行くんだけど。来ない?」

「あー・・、あの、大丈夫です

?????????

何が、大丈夫なんだ????

これは「行きません」ということらしい。行かなくても大丈夫ですと言いたいようだ。いや聞いてるこっちは大丈夫じゃないんだけど。

日本人って本当に過度の婉曲表現が好きなんですよね。特に若い世代が。「お断り」したいときに大丈夫という言葉を使うのをよく聞く。婉曲が行き過ぎて、本来の意味とまるっきり逆になってしまっている。相手に気を使いすぎるあまりに日本語が乱れまくっている好例だと思う。飲みの誘いに大丈夫ですと返してくる奴には、正しい日本語を身につけさせるためにも、あー大丈夫なんだね、じゃあレッツゴー!と無理やり飲み屋に引っ張って連れてけばよいと思います。

親が子を殴るということ

みんな、親に殴られて育ってきたんだろうか?

子供の頃、父親に殴られたことは1回たりともないが、母親にはしょっちゅう平手打ちを食らってきました。それこそ何十回も。でも別にそれを恨んでるなんてことはなく、親のしつけとしてごく普通のことだと思ってきました。で、こないだ実家に帰ったとき、たまたま母親とそういう話になったら、「嘘でしょ!あたし殴った?虐待じゃんそんなの!」と・・・。おめでたい性格だな。ちなみに母親はまだ50代だしボケてません。ふつーに忘れてますわ。でも別に恨んでません。教育だし。

実際には父親のほうが怖かったんですよね。父親に怒られるときは怯えてたし結構泣いてた。母親は手を出すけど、別に怖いとかはなかったんでね。

暴力を肯定したくはないが、子供の教育には「怒られると怖い」「怒られると酷い目にあう」「殴られると痛い」という感覚は必要なんじゃないかと思う。ただそれは自分の食らった暴力が常識の範囲内のものだったからかもしれないね。自分が子供を殴れるかというと多分殴れない(いないから分からんが)。

子供への虐待死の事件がずっと報道されてますが、暴力は昔のほうが遥かに多かったでしょう。20年前に亡くなった父方の祖父は、叔父さん(兄)や父親(弟)を怒るときは殴る蹴るが日常茶飯事だったらしく、特に長男だった叔父さんへの暴力は凄まじかったようで、いまだに叔父さんはおじいちゃんを恨んでるらしい。受けた暴力のトラウマってずっと残るんだよな。昔だって虐待や、虐待一歩手前の暴力はたくさんあったはずだ。子供の教育って難しいんだろうな。きっと。

よろしく令和

今日から「令和」が始まりました。

f:id:naf:20190501233604j:plain

新聞ではやはりここに注目です。令和元年!!

f:id:naf:20190501233730j:plain

しかしまあこんな日が来るなんて・・・2015年あたりに戻って2019年に天皇譲位があるなんて教えたら仰天でしょうね。

雨の予報だったのに、新天皇陛下の即位の儀式のあった午前中は都内は見事に晴れ。偶然だろうけど、良い巡り合わせですね。即位後朝見の儀を見ましたが、不思議なもんで、皇太子だった頃よりも堂々として威厳のある雰囲気に見えました。雅子様も皇后らしく見えてきた。令和の時代は希望あふれる良い時代になることでしょう。

 

さて私は明日から帰郷です。令和を迎えたニッポンを横断してきます。

さよなら平成

平成最後の日です。

f:id:naf:20190430162559j:plain

天皇の退位儀礼もあり、テレビ欄は「さよなら平成」番組一色ですね。歴史の一ページを体感できて楽しい。昭和から平成のときもテレビは同じような感じだったらしいですが、もう娯楽の溢れた今の時代、レンタルビデオ屋が混むこともないでしょう。何より大連休中だし。しかしまあ今回はなんとも明るくて希望に満ちた雰囲気。こんなムードになったのも、今上天皇のおかげです。

f:id:naf:20190429145748j:plain

昨日都内に出てたんですけど、都心のあたりはもう警視庁警備員のオンパレードでした。上の写真は赤坂見附のあたりですけど・・・うん、見えませんな。

天皇皇后両陛下、30年間お疲れ様でした。